2020/07/18
名古屋で自然素材にこだわる注文住宅の丸共建設|自然素材の特徴とメリット
自然素材の特徴
近年、塗り壁や無垢材などの自然素材を使った家づくりを望まれる方が増えてきました。
今回は、自然素材を使った住まいの特徴についてご紹介します。
自然素材にはどのようなものが有るのでしょうか。
具体的には無垢材、漆喰、石材、羊毛断熱材などがありますが、なんと言っても自然素材の魅力は有害な科学物質が含まれていないことです。
自然素材の中でも皆さんが良く知っているものは無垢材ではないでしょうか。
その特徴は「調湿性」「リラックス効果」「音響効果」「経年美化」などがあります。
「調湿性」ですが、住まいの床や壁などに無垢の木をたくさん使った室内は1年を通して湿度の変化が少なく快適に過ごすことができます。
これは無垢の木の調湿効果によるもので、木には紡錘形をした細胞があり、その主成分であるセルロースやセミセルロースに水分子がくっついたり離れたりして湿度を調節しているのです。
「無垢の木の良さ」
次に無垢の木のもたらす「リラックス効果」ですが、人間は五感をとおして色々な情報を集めていますが、中でも視覚からの情報は全体の80%を占めると言われています。
木の色彩は温かいし、木目も規則的でなくて揺らいでいることが、人間の目には心地よく映り、心身をリラックスさせる効果をもたらすのです。
木は波長の長い赤から黄色の光を良く反射し、逆に波長の短い青から紫の光を吸収する特性があります。
同じように波長の短い紫外線も吸収してくれるので、木に当った光はギラギラせずに目や肌の負担も少なくなります。また、無垢の木は嗅覚の面でも人にいい影響を与えてくれます。木の香りの成分はフィトンチッドといって高い抗菌性とともにストレス解消に効果があります。
人の脳波には、気分が安らいでいるときに出るアルファ波があり、樹木の香りをかぐとそのアルファ波が増大します。森林浴が体にいいというのも、ちゃんとした科学的な裏づけがあるからなのです。
つづいて「経年美化」についてですが、古い民家に足を踏み入れると時の流れが変わったような不思議と心が落ち着いてくるような感覚にとらわれます。
これは、年を重ねるごとに生まれる美しさのことを経年美化といい、木をはじめ石や漆喰壁など、自然素材で作られた住まいならではの感覚とそして魅力といえます。
自然素材の漆喰の魅力は何といっても素材がもつ「調湿性」ではないかと思います。
漆喰を壁に塗る場合、部分的ではなく壁全体の塗ることが多いので面積が大きくなるほど調湿効果も大きくなります。
また、漆喰塗りの壁は光の反射が少ないため、明かりが壁の中へ吸い込まれる様に優しく広がるため落ち着いた雰囲気の室内空間を創ることができます。
漆喰は強アルカリ性という性質をもっています。
強アルカリ性は殺菌にも使用される成分なので、細菌やカビが発生しにくくする効果があります。
漆喰の調湿効果と保温効果により夏は涼しく冬は暖かい快適な室内空間を提供してくれます。
漆喰のメリットばかり書きましたが、デメリットとしてひび割れが出ることと、クロスなどと比べると施工に時間かかることと、高コストになることがあげられます。
「羊毛断熱材のメリットとデメリット」
次に羊毛断熱材の特徴は「調湿性能」「消臭性能」「吸音性能」があげられます。
羊毛断熱材の第一の特徴は「調湿性能」です。
壁の中に羊毛断熱材を充填することで羊毛のもつ「吸湿機能」により壁体内結露を防止することで、カビやダニの発生を抑えることができ、室内の湿度も50%~60%にコントロールしてくれます。
第二の特徴「消臭機能」ですが、羊毛の空気清浄機能は昔から知られています。
ホルムアルデヒドの吸着試験においても1時間に97%以上のホルムアルデヒドを吸着するそうです。この消臭機能により室内の空気をきれいにしてくれるのです。
第三の特徴「吸音性能」空気をたくさん含む羊毛断熱材は吸音性能に優れています。
スタジオ、オーディオルームやスピーカーなどの音響分野などでも吸音目的で使用されています。羊毛断熱材のデメリットとして価格が高いことと、充填断熱材なので施工する人の技術により断熱性能に差がでることです。
以上、自然素材を使った家づくりの良さと、使うことによりどんな効果があるのかをご理解頂けましたでしょうか。自然素材を使った家づくりの参考になれば幸いです。