こんにちは。暮らしのアドバイザーの安江です。
先日、弊社モデルハウスにて一般社団法人 ミライの住宅 主催の「住宅空調設計講座」が開催されました。
全10回程度のカリキュラムの講座ですが、講座参加者が持ち回りで各社のモデルハウスや事務所、お施主様のお家を、会場として提供し、実測と座学の両方を行う実践型の講座です。
今回は、第7回目。弊社のモデルハウスを提供させていただき実施しました。

座学で学んだことが、本当にその通りの動きをみせるのか?
実際に測定してみると、理解の度合いが違ってくるなと感じています。
あと、やってみないと分からない難しさとして、正しく測定することの難しさがあります。同じ測定器を使ったとしても、測る人の操作方法で、結果が大きく変わってきます。例えば、エアコンの吹き出し口の風速を測るときの、風速計のプロペラをあてる位置や角度などです。
意味のある測定をするためには、机上の理論に沿った測り方をする必要があります。検討違いな測定結果が出てくると、何かおかしいかも?と考えて、また修正して試して、そういった試行錯誤を繰り返すことで、理解の度合いが深まります。手を動かすことで、そういうことだったのか!と気づきを得られることもあります。

スチーマーで空気の流れを確認中
この講座を受けていると、学生時代の先生がよく言っていた言葉を度々思い出します。
「測定できないものは、制御(コントロール)できない。」
例えば、スピードメーターのない車では、自分が時速何キロで走っているのか分かりません。それでは安全にコントロールすることはできませんよね。
というような意味で、何かをコントロールしたいと思うなら測定は大切だよねという心得です。
空調の設計も同じことなのかなと感じています。
空調のコントロールの基本は、エアコンに温度センサーがついており、エアコンが自動で設定温度にコントロールしてくれます。
または、人間が寒い暑いと感じてエアコンを操作することで温度がコントロールできます。この場合は人が測定センサーの代わりになっていますね。
では、エアコンや人間の感覚による、測定とコントロールだけで快適な室内環境になるかというと、
必ずしもそうではありません。
エアコンの効き悪いと感じたり、湿度が気になったり、温度はいいけど、ファンの風が不快に感じたり。また、快適性とは観点が変わってしまいますが、電気代が思ったよりかかってしまったり。
じゃあ、測定してもコントロールできてないじゃないかとなってしまうのですが、、、笑
これを解決するためには、建物自体で空調を考えた設計がされているか?また、建物に合わせたエアコン選定がされているか?が大切になってきます。
断熱・気密・空気の流れを考えた間取り・そして設備の選定。それらが合わさって、より快適で省エネな室内環境がつくられます。
そのためにも、実測と座学を繰り返し、理論と現場を行き来しながら、設計のレベルを上げていきたいと思います。
講座もいよいよ終盤です。
あともう一息、参加している各社の皆様と一緒に、楽しみながら頑張りたいと思います!
暮らしのアドバイザー
安江