自然素材の家に興味がある方の中には、こんな不安を持つ方も多いのではないでしょうか。
- 無垢材は反ったり割れたりするって聞いたけど…
- 無垢の床は隙間ができる?
- 漆喰はひび割れるって本当?
- メンテナンスが大変なのでは?
インターネットで調べると「自然素材の家は後悔する」という言葉を見かけることもあり、不安に感じる方もいると思います。
ですが実際には、**それらの多くは自然素材の欠点ではなく「特性」**です。
そしてその特性を理解して家づくりをすれば、むしろ長く愛着を持って暮らせる家になります。
今回は、自然素材の家でよく言われる「後悔ポイント」と、その本当のところをお話しします。
無垢材は反りや割れが出ることがある
無垢材は、一本の木から切り出した自然の木材です。
そのため、湿度や乾燥の影響を受けて、多少の動きが出ることがあります。
例えば
- 少し反る
- 小さな割れが入る
- ねじれが出る
といったことです。
これは品質が悪いからではなく、木が呼吸している証拠でもあります。

無垢材の梁に生じる亀裂(干割れ)は、木材が乾燥し水分が抜けて引き締まる過程で発生する自然現象であり、基本的に構造上の強度には問題ありません。むしろ、乾燥により強度が増している証拠とも言えます。この干割れは、構造材に用いられるものである「芯持ち(木の中心をもつもの)」のほうが、板材よりも度合が大きくなる傾向にあります。
芯持ちのほうが、厚みがあるので割れやすいんです。
板材は厚みがないので、反ることはあっても割れることはあまりありません。
工業製品のように全く動かない素材ではありませんが、その代わりに
- 調湿効果
- 足触りの良さ
- 経年変化の美しさ
といった、自然素材ならではの魅力があります。
また、万が一大きな反りや不具合が出た場合でも、無垢材は補修や交換がしやすい素材でもあります。
※集成材の柱や梁の場合割れないの?
集成材は、乾燥させた板材の節や割れを取り除き、接着剤で繊維方向を揃えて貼り合わせた高強度・高品質な人工の木材です。
そして集成材の場合は、基本的に「割れ」は生じません。
乾燥した木材同士をくっつけているので、それ以上乾燥して割れることがほとんどないです。
無垢の床は隙間ができる?

無垢フローリングでよく言われるのが「床に隙間ができるのでは?」
という心配です。
隙間に関しては、100%出ます。
と言うよりも、本来無垢フローリングを施工する際には、
フローリング間にスペーサーをはさむなどして隙間を作って施工します。
無垢材は湿気を含むと膨張し、乾燥すると収縮する性質を持っています。
実際、冬の乾燥する時期には、床材が収縮してわずかな隙間が広がることがあります。
しかしこれは決して珍しいことではありません。
春から夏にかけて湿度が上がると、また自然に戻ることも多いです。
このような変化も、無垢材の自然な動きの一つです。
むしろ長く住むほど
- 色味が深くなる
- 傷が味になる
- 家族の歴史が刻まれる
といった、経年美化を楽しめる素材でもあります。無垢フローリングは、手間をかけた分だけ応えてくれる素材です。
ちなみに、隙間を開けずに突き詰め過ぎて施工すると…

フローリングが湿気を吸って膨張した時に力の逃げ場がなく釘を抜いてボンドも剥がして盛り上がってきます。この現象を“フローリングの突き上”げといいます。
こうならないように無垢フローリング施工時には隙間を開けて貼ります。そして、時期によっては大きく開いたりぴったり閉じたりと言う事を繰り返します。
漆喰の壁にひび割れが出ることもある

自然素材の家では、壁に漆喰を使うことも多いです。
漆喰は調湿性や空気の浄化効果があり、とても優れた素材ですが、乾燥や建物の動きによって**細かなひび(ヘアークラック)**が入ることがあります。
ただしこれは構造的な問題ではなく、表面のごく細かなものがほとんどです。
漆喰と無垢材(柱や枠など)の間のひび割れや隙間は、自然素材の家ではほぼ確実に発生する現象であり、欠陥ではありません。これは、呼吸する素材である無垢材の伸縮や、漆喰が乾燥して硬化する際の収縮が原因です。
また漆喰は、補修がしやすい素材でもあります。
ちょっとした補修で元の美しさを取り戻すことができます。
工業製品のクロスのように「張り替え」ではなく、手を入れながら長く使っていける素材とも言えます。

このような汚れもちょっとした補修で元の美しさを取り戻すことができます。
完璧な工業製品ではなく「育つ家」
自然素材の家は、工業製品の住宅とは少し考え方が違います。
工業製品の住宅は
- 見た目が均一
- 変化が少ない
- メンテナンスは交換
一方で自然素材の家は
- 少しずつ表情が変わる
- 手を入れながら使う
- 経年変化を楽しむ
いわば、時間とともに育っていく家です。
最初から完璧に変化しない家というより、住みながら味わいが増していく家とも言えるかもしれません。
大切なのは自然素材を理解した家づくり
自然素材の家で後悔しないために大切なのは、
素材の特性を理解して設計・施工することです。
例えば
- 木材の動きを考えた施工
- 下地の設計
- 断熱や気密とのバランス
こうした部分をきちんと考えることで、自然素材の魅力を活かした家づくりができます。
自然素材の家づくりを検討している方へ
自然素材の家は、合う人にはとても心地よい住まいになります。
- 木のぬくもりが好き
- 化学素材をなるべく使いたくない
- 長く愛着を持って住みたい
そんな方には、とても相性の良い家です。
家づくりは一生に一度の大きな買い物です。
素材の特性や住み心地について、しっかり理解したうえで選んでいただくことが大切だと思います。
もし自然素材の家について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
関連記事
→【自然素材の家は寒い?】愛知の冬で後悔しないための断熱・気密設計とは
→【春日井市】自然素材の注文住宅なら丸共建設
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当社では、自然素材を使った家づくりについての相談会を行っています。
- 無垢材の床について
- 漆喰の壁について
- 愛知の気候に合った断熱設計
- 自然素材と高断熱住宅の考え方
など、家づくりで気になることを実例を交えてお話ししています。
家づくりを検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。
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(丸共建設 広報スタッフ)