代表の一木です。このたび7月28日に熊本県で発生した令和8年熊本地震において、被災された方々におかれまして心よりお見舞い申し上げます。また、皆さまの安全と被災地の1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
先日、下呂市にて改修工事を終えた、Kaung day (カウンデー)様。下呂市萩原町の商店街で築年数100年以上の古民家をカフェとして改修され、今年で3年を迎えられ、地域の方、また観光客の方からも大変人気のお店です。今回はカフェスペースと厨房を広げ、テイクアウトカウンターを設置し、ゲストハウススペースを部分的に修繕する等、広範囲での改修工事をお任せいただきました。

既存のカフェの印象を残しつつ、色合いを統一させて落ち着いた印象に。また、土間スペースを広くし、入口近辺での込み合いを解消できるように動線や、オペレーション、様々なご要望をいただき、ご提案させていただきました。


既設壁を抜くことで隣の部屋も利用できるようになり、土間ベンチから客席のバリエーションが増えます。


土間ベンチは高さを上げた為、床組みから作り直しています。また色合いを統一させて落ち着いた雰囲気のカフェになります。





今回私も久々に現場に張り付いておりましたが、近くが銀行、天領、中央駐車場という好立地のせいか、多い時には10人近くの知り合いと立ち話をするほど、一通りの多い場所です。
そんな中で印象的だったのは、町を歩く多くの方が自然とカウンデーさんのスタッフへ声を掛けていたことでした。
「改修しとるんか!」
「いつ完成するんや?」
そんな何気ない会話が次々と交わされていきます。
それは単に商店街という立地だからではなく、日頃から子どもからご年配の方まで、誰もが気軽に立ち寄り、人と人とのつながりを育んできた場所だからこその光景なのだと思いました。
私たち建築会社は建物をつくる仕事をしています。しかし、本当に価値があるのは、完成した建物がどんな時間を生み、どんな人とのつながりを育て、この町にどんな景色を残していくかではないでしょうか。
地域を盛り上げようとする人がいて、地域の魅力を見つけ発信する人がいて、世代を超えた交流が自然に生まれる場所がある。
カウンデーさんは、まさにこの町に必要とされる存在なのだと、現場で過ごした数日間を通して強く感じました。
近くを通ると、つい立ち寄りたくなる。
誰かに会えるかもしれない。
少しだけ心がほっとする。
そんな場所が地域に一つあるだけで、暮らしは少し豊かになります。
今回の改修工事が、その魅力をさらに引き出すお手伝いになっていたら、私たちにとってこれほど嬉しいことはありません。
これからも多くの方に愛される場所として、そしてこの地域の笑顔が集まる拠点として、カウンデーさんがますます繁盛し、この町の賑わいにつながっていくことを心より願っています。


お隣の期間限定の「あねかえし」も絶品です。