こんにちは、代表の一木です。先日営業所スタッフを下呂に呼んで、地域の暮らし、L.WORKSとしての考え、弊社の事業、施工中の現場、提携先の木と暮らしの制作所等を1日かけて見てもらいました。
今回は何か特別な研修をする、というよりも、
「L.WORKSが大切にしていることを、改めて実際に見て、感じてもらおう」
という一日です。
L.WORKSは丸共建設から生まれた木の家づくりのブランドですが、私自身、L.WORKSのことを伝えようとすると、家だけを見てもらっても、なかなか全部は伝わらないなと思っています。
どんな場所で仕事をしているのか。
どんな地域で育ってきたのか。
どんな人たちと仕事をしているのか。
そんな家づくりの「背景」のようなものも、実はすごく大事なんじゃないかと思っています。
まずは、乗政大滝へ。

最初に向かったのは、会社の近くにある滝。
いきなり家づくりとは全然関係なさそうですが(笑)、こういう場所も見てもらいたかったんです。
昨年と今年は私も乗政大滝の管理に携わっていて、やはり地域に住む人達の力無しにはこの環境も維持ができません。
水の音や、山の匂い、空気の感じ。
私にとっては子どもの頃から身近にあったものですが、改めて考えてみると、こういう環境の中で育ってきたことも、今の自分たちの家づくりに少なからず影響している気がします。
木を使うことも、自然素材を使うことも、庭や外とのつながりを大切にすることも。
「自然が大切だから」という言葉だけではなくて、もともと自分たちの暮らしのすぐ近くにあったものなんですよね。そんな環境を暮らしの中に落としていきたいと思っています。
地域の暮らしをつくる会社でありたい。

次は「丸共たんぼ」へ。
地材地建が育む田んぼ 2025年の収穫 | 丸共建設株式会社(過去ブログ)
写真はお米をつくっている田んぼです。
建設会社が、なんで田んぼ?と思われるかもしれません。
私たちが大切にしている「地材地建」。
地域の木を使い、地域の職人の手で家を建てる。その家づくりを支える資源は、私たちの身近にある山々にあります。
下呂市は、面積の90%以上を森林が占める、山の恵み豊かな地域です。
この山で育った木を使うことは、地域の林業を支え、人や仕事をつなぎ、地域の中に新たな循環を生み出すことにつながります。
そして、山が育んでいるのは木だけではありません。
山から湧き出る清らかな水は、乗政川から飛騨川、そして木曽川へと流れ、多くの人々の暮らしを支えています。
私たちは、その大切な水を使ってお米を育てています。
一粒のお米を通して、山の豊かさや水の大切さ、そして私たちの暮らしが自然とつながっていることを、少しでも感じていただけたら嬉しく思います。
あとは、この田植えの日だけは親御さんも子供たちが汚れる事を諦めて、泥んこ遊びをすることはとっても大事な経験だと思っています。今年は天気が良く、田んぼで泳いでいる子や、水路の水でも気持ちよく遊べました。

その後は、森林組合様へ。
会社から2~3分程車で下ると、丸太のが積まれた山が見えてきます。地元に住んでいると、小さい頃から当たり前のように見慣れた景色なんですが、初めて来た人達はこの景色も印象に残るようです。
取り扱っている樹種は主に杉、桧ですが、県外からも買い付けに来られるようです。

町の中にある、私たちの仕事。
はちや、コインランドリー、ガソリンスタンド、賃貸住宅、現在工事中の現場などをまわりました。
こうやって一日かけて見てみると、丸共建設の仕事は、建築以外にも不動産やサービス業等幅広く行っています。
家をつくる。
お店をつくる。
古くなった建物を直す。
住まいを貸す。
地域に必要な場所をつくる。
一つひとつは違う仕事ですが、全部この町の中に残っていきます。
それが地域の「暮らしをつくる」ことだと思っています。
お昼は、カウンデーさんへ。
お昼は、以前L.WORKSで改修工事をさせていただいた萩原のカウンデーさんへ。
この町に必要とされること | 丸共建設株式会社(過去ブログ)
実は私自身、工事中は久しぶりに現場に張り付いていた場所でもあります。
建物は年数が経っていますが、この通りの町並み一部になっていて、外壁も木板壁等が使われいたり、室内も古民家でシンプルに愛着が沸く雰囲気と、とても居心地の良い空間になっています。
その場所でお店の方が働いて、お客さんがコーヒーを飲んで、誰かと誰かが話をしている。
カウンデーさんは、常連さんから、観光客までお客様は幅広く、定期的に面白いイベントが開催されています。そのような動きから、地域のハブとなり、萩原という地域から様々な発信がされていて、多くの交流等が生み出されているステキなカフェです。
この増築した奥の個室スペースをお借りして、社員と一緒にはちや(母が営んでいるスーパー)の弁当を食べていました。


最後は、木と暮らしの制作所へ
最後に向かったのは「木と暮らしの制作所」。
私が前職から12年程前に下呂に戻ってきて2~3年してから、声をかけて取引させてもらうようになりました。
こちらの「木と暮らしの制作所」は飛騨の森から取れた、一般では出回りにくく使用されない材をうまく活用して商品にして出されています。飛騨といえば家具の聖地。そこに小さい家具工房の独自の価値を見出されています。
商品としては家具から、小物まで、一つ一つにストーリーがあり、デザインだけではなく、選ばれない木をどのように利用するか、「残っている木は自分達の課題」として考え、常に新しい企画を考えられています。そのような自分達の家具づくりや、地元の森に対しての考え方にとても共感し、私自身も惚れこんでいる会社の一つです。

L.WORKSについて
L.WORKSは、丸共建設株式会社の高気密高断熱の木の家づくりブランド。
“L”には、LIFE=暮らしと、LINK=木や人とのつながり。
“WORKS”には、ともにつくる。という想いを込めています。
今回一日かけて回った場所も、一つ一つを見ればバラバラです。
滝があって、
田んぼがあって、
カフェがあって、
お店があって、
工事現場があって、
木を扱う場所がある。
でも私の中では、全部つながっています。
その土地だからできる家づくりを。
春日井と下呂では、町の大きさも、景色も、暮らし方も違います。
だから、下呂と同じことを春日井ですればいいとは思っていません。
ただ、私たちが下呂で長く仕事をする中で大切にしてきた、
地域のものを使うこと。
地域の人と仕事をすること。
自然に素直であること。
つくって終わりにしないこと。
そして、人とのつながりを大切にすること。
これは場所が変わっても変わらないと思っています。
性能がいいこと。
デザインがいいこと。
いい素材を使うこと。
もちろん、どれも大切です。
でも、それだけではなく、
朝起きた時の木の感じや、
窓から入ってくる光、
庭を眺めながら飲むコーヒー、
家族で囲む食卓、
何年か経った木の色。
そんな、数字ではなかなか表せないものも含めて、暮らしをつくっていきたい。
今回の一日は、春日井のスタッフにL.WORKSを知ってもらうための一日でしたが、案内しながら私自身も、
「自分たちは、何を大切にして家をつくっているんだろう」
と、もう一度考える時間になりました。
山から町へ。
木から家へ。
職人から住まう人へ。
いろいろなものをつなぎながら、その土地に合った暮らしをつくっていく。
それが、私たちL.WORKSの家づくりです。