心地の良い季節となりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?春日井営業所 専務 一木邦彦です。
今回は、皆様が土地を探される際などに注目されるハザードマップについてお伝えしたいと思います。
ハザードマップって聞いたことあるけど、、という方は多いかと思いますが、一言で言うと「自分たちの身のまわりの災害リスクを記した地図」です。
例えばですが、河川の氾濫による洪水のリスク、山間部における地滑りや土砂災害などのリスクなど、その地域における地形や環境がもたらす災害のリスクを分かりやすくマップにしたものとなりますが、行政が作成し一般の方にもご覧いただけるようになっています。
仮に春日井市のハザードマップを調べてみるとこのようになっています。⇩
想定し得る最大規模の降雨(24時間総雨量578mm)に伴う洪水により、春日井市の庄内川やその他の河川が氾濫した場合に想定される浸水の深さを、シミュレーションしています。
ハザードマップにおいて大切なことは、こういったシュミレーションを想定した地図だということと、避難するタイミングの目安や注意点、非常持ち出し品のチェックリストなど、水害への備えに関するさまざまな情報を掲載している点です。例えば「避難」と一言で言ってもどのようなタイミングで逃げ出せばよいか分からない方が多いかもしれませませんが、春日井市では洪水の際以下のような警報が発令されます。
災害が起こった際には慌てず、どのような情報が行政から発信されているか確認することが大切です。また、自分が住んでいる場所から避難場所はどれくらいかかるのかや、どこが避難場所になっているかなどの情報も事前に確認しておくことが大切です。
こちらもハザードマップに掲載されています。事前に取るべき行動が分かっていれば、あとは慌てず落ち着いて避難することや、大切な方やその他の方へのサポートに回ることもできます。
また、春日井市では自信の携帯やパソコンに非常時の情報が届くサービスも行っています。「春日井市安全安心情報ネットワーク」というサービスになりますが、情報配信登録をされた皆さんに、安全安心情報(防犯等)や気象情報(気象、地震、避難情報等)、消防情報(火災等)を携帯電話やパソコンにメールで配信されるサービスとなっており、災害に対する様々な情報を得ることができますので、是非一度ご覧になってみてください。
最初に戻りますが、土地を探される際にハザードマップというキーワードを聞くことは少なくありません。災害のリスクが少ない土地であればよりいいかと思いますが、土地の費用や大きさ、利便性など様々な条件を検討していかなければいけません。
大切なことはハザードマップで災害リスクがある土地だとしても、その災害を想定した家づくりをすること、そして災害が起こった際に大切なご家族や友人をどのように守っていくかを知っておくこと。そのために今、自分たちができる準備を一つ一つしていくことが大切だと思います。
このブログを読んで下さることや、行政からの「情報」を得ること。これも大切な準備の一つです。
みなさまの家づくりや暮らしの「安心」がずっと続くよう、住まいの作り手の責任として今後も情報をお届けしたいと思います。
春日井営業所 専務取締役 一木邦彦