ご存じですか? ~鋼鉄よりも強い木材「スーパーウッド」~
愛知・岐阜で注文住宅とリフォームを行う工務店【丸共建設株式会社】の広報スタッフです。
巷で(一部!?)話題のニュースをお伝えしようかと思います。
2018年、メリーランド大学のリャンビン・フー(Liangbing Hu)氏が、普通の木材を鋼鉄よりも強くする革新的な技術を開発しました。
その技術がついに実用化へと進み、2025年夏ごろには「スーパーウッド」として販売が始まる予定です。Yahooニュースなどでも取り上げられています。

Image: InventWood
現在、建築における炭素排出の約90%は、コンクリートや鋼鉄の使用によるものといわれています。
もしスーパーウッドが広く普及すれば、建築業界におけるサステナブルな選択肢として、大きな変化をもたらす可能性があります。軽量で高強度、かつ製造効率にも優れており、建物の寿命を延ばしつつ、二酸化炭素の排出抑制にも貢献できるのが特長です。

Image: InventWood
開発元のInventWoodによると、スーパーウッドは鋼鉄より50%高い引張強度を持ち、強度対重量比では10倍にものぼるとのこと。加えて、クラスAの耐火性能、優れた耐候性、腐食や害虫への耐性も備えており、屋外での使用にも適しています。
また、圧縮処理によって生まれる独特の深い色合いも魅力のひとつ。天然木のぬくもりをそのままに、美しい仕上がりになるため、染色なしでも高いデザイン性が期待できます。

このように、「美しさ」「強さ」「環境性能」を兼ね備えたスーパーウッドは、まずは建物の外装用途から導入が進み、将来的には構造材としても活用される見込みです。
木材の可能性はまだまだ広がりそうですね。ワクワクしませんか?
丸共の家づくりは、木材にこだわり、住み心地の良さを大切にしています。4月のブログにて『木造という新しい選択』+『ZEB:ゼロエネルギービル』というタイトルで、住宅以外の木造建築についてお伝えしましたが、木造の建築物は今後ますます進化しそうですね。スーパーウッドは建材の常識を変える新たな選択肢として、今後の展開が注目されます。
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出典:TechCrunch、InventWood