みなさんこんにちは。
春日井営業所 専務取締役 一木邦彦です。今回のブログではL.WORKS【丸共建設】が大切にしているお話をしたいと思いますので、是非ご覧ください。
① 家づくりにおける「くつろげる場所」の意味
家づくりを考えるとき、間取りやデザイン、性能といった“目に見える要素”に注目される方が多いと思います。
もちろんそれらは、住まいを快適にするための大切な基盤です。
けれど、私たちが日々感じているのは、家というものは「形」よりも「感じ方」でできているということです。
帰ってきた瞬間にホッとできる。何もしていないのに、ただ居るだけで落ち着く。家族の声や光の入り方、木の香りが心をやわらかく包み込む――。
そんな“くつろげる場所”が家の中にあること。
それこそが、住まいの本当の豊かさを生むのではないでしょうか。
たとえば、子どもが学校から帰ってきてランドセルを放り投げたあと、ソファに腰を下ろして「今日どうだった?」と声をかける。
そんな何気ない会話が自然と生まれる場所。
それが、設計図には描けない“暮らしの中心”になる空間だと思います。
実際我が家でも、子どもがくつろぐ場所、妻がくつろぐ場所、私のくつろぐ場所、、、みんな違います。

L.WORKSが大切にしているのは、まさにそうした「くつろぎの設計」です。
「木の住まいと庭が、住まう人にくつろぎとゆとりを提供し、時とともに愛着と経年美を生み出す」
という考え方を軸に、家づくりを行っています。
木の香り、風の通り道、光と影のバランス。
そうした一つひとつが、住む人の感情やリズムと重なり合い、“くつろげる時間が流れる家”を形づくっていきます。
家は、単なる建物ではなく、
「心が整う場所」。
そこに身を置いたとき、静かに深呼吸できるような――
そんな“くつろげる場所”があることこそ、家づくりの本当の価値だと、私たちは考えています。
② くつろげる場所をつくるための3つのポイント
1. 光・素材・つながりを味方につける

くつろぎは、五感から生まれます。
木のぬくもり、自然光の陰影、庭や外との視線のつながり。
L.WORKSの家づくりでは、無垢材や漆喰などの自然素材を採用し、室内と庭との一体感を大切にしています。
これにより、ただ「くつろぐための場所」ではなく、「居るだけで心が休まる空間」が生まれます。
2. 動線・居場所・ゾーニングを丁寧に設計する

くつろぎを感じるためには、日々の暮らしの流れと、人が自然に集まる“居場所”の設計が欠かせません。
たとえば:
- キッチンからリビング、そして庭へと視線が抜けること
- 家族それぞれが「ひとりで読書」「みんなでテレビ」「畳で昼寝」など、自由にくつろげること
- 居場所を仕切りすぎず、ゆるやかにつながることで「ひとり」と「みんな」の時間を両立できること
動線やゾーニングを丁寧に整えることで、日常の中に“深呼吸できる瞬間”が増えていきます。
3. 時を経て深まる愛着を育てる

「くつろげる場所」は、完成した瞬間がゴールではありません。
時間とともに素材が馴染み、家族の記憶が刻まれていく中で、その価値は少しずつ深まっていきます。
私たちは、自然素材の採用やアフターメンテナンスを通して、「住み継ぐを当たり前にする」という姿勢を大切にしています。
くつろぎとは、年月とともに育つもの。
暮らしながら味わいを増す“生きている空間”をつくることが、私たちの家づくりの根っこにあります。
皆様の暮らしの中で「くつろげる場所」はどのようなところでしょうか?
そんな時間を少しでも作り出せると、暮らしの豊かさにつながるのではないかと考えいます。
春日井営業所 専務取締役 一木邦彦