こんにちは🌞
愛知・岐阜で注文住宅とリフォームを行う工務店【丸共建設株式会社】の広報スタッフです。
10/5(土)~10/6(日)にまちゼミinイーアス春日井が開催されました。
丸共建設のブースでは、普段は捨てられてしまっているカンナくずを使ってボンボンを作りました!
カンナくず!?
知っている方も多いかと思いますが、「かんな」と「かんなくず」についてご説明します。
かんなという道具は、古くから用いられてきた大工道具の一つとなります。その主な役割は、木材を削り、木材の表面をきれいにする(仕上げる)ことにあります。木材の表面を削り美しく艶を出すだけではなく、 上手く「かんな」を掛けられた木の表面は水を弾きます。木の耐久性もよくなります。腕のいい大工さんは、木の表面を滑らかに鏡のようにつややかにするため、カンナくずの厚さが極限まで薄い数ミクロンつまり1000分の1ミリの厚さで削ることができます。
現在は、お家を作るときに必要な木材は工場で機械によって加工されています。
[かんな]も機械化され、効率的に木材を削る機械として使用されています。
ただし建築現場の大工さんは、伝統的な手道具の[かんな]もお家づくりに欠かせない道具として現在も使用しています。さて、そんな[かんな]で木材を削ったときにでる「木のくず」のことを「かんなくず」といいます。
カンナくずは木の持つ性質をそのまま持ち合わせています。
皆さんは森林浴をご存じでしょうか?
樹木が発散する香り「フィトンチッド」を含んだ空気を胸一杯に吸うことで、身も心もリフレッシュすることができます。
この樹木が発散する香り「フィトンチッド」は、消臭・脱臭(空気を浄化して臭いを取り除く効果)、除菌・殺菌(病原菌やカビを防ぐ効果)のほか、ストレスを和らげ身も心もリフレッシュさせる効果があり、精神の安定、心の活力や爽快感を与えてくれます🍃
丸共建設のカンナくずは国産ヒノキを削ってできたものなので、この「フィトンチッド」の効果も存分に味わうことができます!
このフィトンチッドの効果を使った身近な例は・・・
ヒノキなどで作られたまな板があります。お寿司屋さんでネタを保存するケースの中には葉が敷かれていますよね。「桜餅や柏餅」の葉もそうです。
お家の土台にヒノキの芯材を使うことで、シロアリも寄せ付けません。
SDGsへの取り組み
かんなくずは他にも、例えば肥料や堆肥として使えます。(木の成分が土壌に還元されることで、植物の栄養になります。)
火起こしや燃料としても使えます。
形を作ったり、色をつけたりすれば、オリジナルの作品ができ工作の素材として使うことができます。
この「カンナくず」を使うことは、廃棄物の再利用につながります。
丸共建設では今回の「ボンボン」を作ることで、「フィトンチッド」の効果を感じていただいて国産のヒノキの良さを伝えるとともに、SDGsの17個の達成すべき目標のうち、12番目の「つくる責任」「つかう責任」に取り組もうとしています。
この12番目の目標には、「持続可能な消費と生産を実行する。天然資源を管理して効率よく使えるようにする。ごみの発生量を減らす。」という内容が含まれています。これは、少ない資源で、良質でより多くのものを得られるようような社会を目指すための目標です。
家を建てるなら、同じ地域で育った木材で家を建てるのが適しています。
海外産の材料ではなく国産の材料は地域にあった材料となり、輸送費なども削減できます。
丸共建設は、国産のヒノキを用いた「総ヒノキづくりの家」プロジェクトに参加したり、この東海地方で生産される優良な木材を用いたり、飛騨地方で生産される飛騨杉を多く用いるような家づくりも行っています。ほかにも100%天然素材でできた漆喰を用いたり、断熱材には羊毛を用いたりしています。地域で生産される天然資源を無駄なく効率的に活用し、ごみを減らし、リサイクルも心がけています。
まちゼミinイーアス春日井「木でボンボンをつくろう!」
皆様、ご参加ありがとうございました。
丸共建設のブースはヒノキの香りに包まれました。
お客様にも十分にヒノキの良さを味わっていただけましたでしょうか?たくさんの皆様にご参加していただき、本当にありがとうございます。
また、今回もボランティアとして中部大学の学生さんにお手伝いをしていただきました。本当にありがとうございました。
現在、次回の11月開催のワークショップの準備をしています。
ぜひお越しください!
これからもどうぞよろしくお願いいたします。