「ここにコンセントがあれば便利なのに…」
「エアコンを新設したいけれど、専用のコンセントがない」
「家電の電力が足りなくて、ブレーカーが落ちてしまう」
ご自宅で生活している中で、このような電気の悩みを抱えたことはありませんか?
築年数が経った既存住宅や中古住宅を購入された際、現代の暮らしの家電数や電力量にコンセントの数が追いつかないケースは非常に多く見られます。
今回は、実際にお伺いした既存住宅でのコンセント増設工事の様子を、写真を交えてご紹介いたします。
今回のご依頼内容
今回ご相談いただいた内容は、書斎にエアコンを設置するため、専用コンセントを新たに増設したいというご要望でした。 エアコン用のコンセントは消費電力が大きいため、他のコンセントから分岐して増設することはできません。そのため、分電盤(ブレーカー)から新たにエアコン専用の配線を引き込む必要があります。
施工手順
1. 現地調査
新たにコンセントを設けたい場所から分電盤までの配線ルートを確認するため、事前に現地調査を行いました。 お家の美観を考慮し、可能であれば配線が露出しないよう壁の中に隠蔽する方法をとるため、構造材の位置を確認したり点検口を活用したりしながら最適なルートを探し、計画を立ててから工事を進めました。 ただし、構造上必ずしも隠蔽配線が可能とは限らないため、事前に施工方法をご説明した上で作業を進めております。
2.既存コンセント取り外し、配線ルートの中継地点として活用
新たに設けるコンセントの配線を分電盤まで直接引き込むのは容易ではありません。壁や天井を剥がしての配線は多額の費用がかかってしまうため、今回は既存のコンセントを取り外し、その小さな開口部を中継地点として活用しながら分電盤まで配線いたしました。

3. 分電盤(ブレーカー)での結線・容量確認
続いて、宅内の電気の供給元である「分電盤(ブレーカー)」側の工事に移ります。カバーを取り外した分電盤の内部です。エアコンなどの高容量機器を安全にお使いいただくためには、既存の回路に無理に割り込ませるのではなく、分電盤の予備スペースに新しい安全ブレーカーを取り付け、そこから直接配線を伸ばす必要があります。 分電盤に予備スペースがあるかどうかも非常に重要ですが、こちらは事前の調査の際にしっかりと確認済みです。 新たな配線を分電盤に無事結線できたら、工事もいよいよ大詰めです。

3. 新設コンセントを取付けて施工完了!
壁・天井裏を通してきた配線を、新しいコンセントに結線します。 今回は天井面にコンセントを設置しました。施工上の都合という側面もございますが、あえて天井面にすることで、エアコンを取り付けた際に本体に隠れて目立たないというメリットもございます。 施工後は、電圧チェッカーを用いて規定通りの電圧が来ているか、接地(アース)が正しく効いているかをテストし、お客様にご確認いただいて工事完了となります。

既存住宅でコンセント増設工事を行うメリット
- たこ足配線の解消・火災予防
延長コードやタコ足配線は、見た目が悪いだけでなくホコリが溜まって「トラッキング火災」の原因にもなります。壁固定のコンセントを増やすことで安全性が大幅に向上します。
- ブレーカーが落ちるストレスからの解放
専用回路を引くことで、電子レンジとドライヤーを同時に使ったらブレーカーが落ちた…といったイライラが解消されます。
- 最新家電・エアコン・EV充電の導入が可能に
200Vの専用コンセントを設けることで、大型エアコンやIHクッキングヒーター、将来的なEV(電気自動車)充電など、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できます。
「うちは古い家だから壁の中に配線を通せないのでは…?」
「分電盤に空きがあるかどうかわからない」
そんな場合でもご安心ください。露出配線モールを小さく目立たなく配管する方法や、屋根裏・床下を利用した隠蔽配線など、住宅構造に合わせた最適な施工方法をご提案いたします。
コンセント1個の増設・交換から、分電盤の交換、専用回路の引き込みまで、電気の「困った」がございましたら、ぜひお気軽にご相談・お問い合わせください!
春日井営業所 工務