こんにちは。暮らしのアドバイザーの安江です。
8/20に上棟を終えました「大草の家」の気密の処理の様子をお伝えします。
(「大草の家」の構造見学会も実施中です。2024/8/29現在)
ちなみに上棟とは、柱や梁などの基本の構造を組み立てる工程のことです。事前に木材をすぐ組み立てられる状態にしておくことで(プレカット)、基礎のコンクリートと土台と呼ばれる木材だけの状態から、1日で下の写真の状態に組み上げます。
上棟は、総勢10名前後の大工さんや現場監督、各職人さんたちによって行われますが、限られた時間で安全に完了させる仕事ぶりは、チームワークの賜物で、何回見てもすごいぁと思わされます。
確実に丁寧に気密処理
こちらは、上棟前の状態。床のメインの気密処理を終えたところです。木の土台と断熱材を気密テープでシールしています。単純ではありますが、距離が長くなるので貼り代を均一にするのが気を使う作業です。ぴっちりキレイに施工されています。
金物と木材の小さな隙間は、コーキング材で埋めていきます。コーキング材は、いろんな色がありますが白色を使って、埋め残しに気づきやすくしています。コーキング材は、固まる前は、歯磨き粉ぐらいの粘性を持っています。固まってからも、ゴムのように追従性があるため、後工程の締結時に動く可能性のある金物への処理に適しています。
大工さん、細かいところも丁寧にありがとうございます!
耐力面材と梁の隙間です。気密テープだけだと、どうしても角部はテープが隅まで入らず隙間ができやすいです。そのため、角部はコーキング材を使って隙間を閉じます。資材を適宜使い分けることで確実な施工を行っています。
暮らしのアドバイザー 安江