こんにちは、暮らしのアドバイザーの安江です。
土地の売買にあたっては、不動産会社が最初の窓口になることが多いですが、その後はさまざまな士業と呼ばれる専門家のサポートも受けながら手続きを進める事になります。
手続きの中には、土地の売主と買主が自ら行うことができるものもありますが、売買価格が高額な場合が多いこともあり、手続きや契約内容の不備、売買条件の言った言わない等で、後々のトラブルが発生することも多く、それらのリスクや手間を考えると専門家に依頼することが一般的です。
具体的には、どんな専門家が関わることになるのか?
岐阜県士業連絡協議会が発行するチラシに、士業の全体像が分かりやすくまとめられていましたので、ご紹介します(^^)

土地の売買時によく関わる士業
弁護士や税理士などはよく耳にする士業かもしれませんが、どんな仕事をしているのがなかなかイメージしずらい士業もあったのではないかと思います。私自身、おぼろげなイメージしかない士業もあったので、こちらの資料でとても頭が整理されました(*^^)
土地の売買においては、以下の士業がサポートをさせていただくことが多くあります。
■宅地建物取引士
不動産会社には、必ず在籍している士業です。
トラブルのない売買のために、売主と買主の仲介役となり、適切な事前説明や売買契約書を作成します。その他、土地建物の購入時にローンを組む際、ほとんどの銀行からは宅地建物取引士が記名した売買契約書の提出が求められます。
■土地家屋調査士
少し意外かもしれませんが、境界が不明瞭な土地はたくさんあります。特に下呂市のような地方では、隣人同士で境界を認識しているだけで、第三者から見た時にどこが境界なのか分からない場合がとても多いです。そのような場合、持ち主が変わると境界が分からなくなり問題になることがあります。土地家屋調査士は、資料調査や測量を行い、第三者が見ても境界が分かる測量図を作製および登記手続きを行います。
■行政書士
農地法の許可申請の手続きで関わることが多いです。地目が田や畑の場合、売買にあたっては農地法の許可申請が必要になりますが、この手続きを代行します。下呂市などの地方では特に、地目が田や畑なのに家が建っていたり、田や畑を宅地に変更したりして使う場合も多く、その際の手続きをサポートします。
■司法書士
所有権移転登記を代行します。そもそも、その土地が誰の物かをどう証明しているかというと、登記簿と呼ばれる記録に持ち主の名前が権利者として記載されることで証明されます。その記録の権利者の名前を売主から買主に変える手続きが所有権移転登記です。
岐阜県士業連絡協議会の主催で、下チラシの無料の相談会が開催される予定です。
不動産に関わるお悩みをお持ちの方は、こういった機会を活用するのもおすすめです!
もちろん弊社でも、ご相談を随時受け付けておりますので、お気軽にご相談下さい(^^)

暮らしのアドバイザー 安江